緑内障薬物治療Update

PGs
 プロスタノイド→プロスタノイド受容体
 プロスタマイド→プロスタマイド受容体

 効果はラタノ=トラボ=ビマトだが個人差がある

併用薬
 PGsで眼圧15.7%↓さらに
 β≒CAI併用で眼圧5%↓(≒1mmHg)
 つまり配合剤の追加効果は、コソプトで2mmHg↓

主剤の副作用
 β…全身 問診では限界
    呼吸器系…喘息、COPDで禁忌
    循環器系…不整脈、除脈に注意(慎重投与)
         心不全は内科に照会
 配合剤は2剤の副作用あり

 PGsの副作用
  ラタノ<タフロ<トラボ<ビマト
  基剤は製品毎異なる
 
  局所的副作用
   @充血
     ラフロ:ラタノ=9%:6%
     使用しているうちに減少
   ADUES(米PAP)
     ラタノ→ビマト
      3ヵ月で新発症なし
      写真で評価すると意外と多い
      自覚7割(注意すると)
     ビマト(6M)→ラタノ
      2ヶ月で写真85%、自覚70%消失
      2ヶ月までは改善
      ほとんどの患者は戻して満足
     トラボ/タフロ 初回投与
      4ヶ月以降新発症なし
    
    DUESはFP受容体を介した副作用
     ラタノでは軽いが片眼では差がつく
     ラタノ<タフロ<トラボ<ビマト
     個人差あり
     ラタノに戻せば軽減
     写真評価で多いが、自覚は少ない

配合剤
 アドヒアランス
 眼圧効果は若干下がる
 新ガイドラインで初回投与は勧めず
 PGsでさらなる眼圧下降が必要な場合追加処方
  β、CAIで1mmHgしか下がらない
  コソプトで2mmHg下がる
 2剤目はβでもCAIでも可

将来の緑内障治療薬
 ブリモジニン…α2受容体作動薬
  2nd choiceの選択肢が増える
 新PGs
  EP2,EP4 agonist






  
Copyright © Sugimoto Ophthalmic Clinic All Rights Reserved.