円錐角膜治療の新しいトレンド
Keratoconus
思春期に発症、成人で停止
角膜中央部の菲薄化、脆弱化が特徴
診断基準なし
スリットで特徴的な前方突出
トポグラフィでスクリーニングスコア
Amsler-Krumeich分類…重症度分類
屈折度、角膜皺
類縁疾患
@ペルーシド角膜変性症
下方突出と実質の菲薄化
A角膜拡張症
円錐角膜、強度近視眼へのLASIK/PRK後30ヶ月以内に発症(医原性円錐角膜)
治療の歴史
1869年「Keratoconus」発表
眼鏡→HCL
PKP/DLKP
屈折矯正手術
Phakic IOL
ICL
TGCK(熱変性)
Corneal crosslinking(CXL)
CXL
加齢・DMなどの生理的なプロセスとしてクロスリンキングする
2003年 リボフラビン・UVAを用いたCXL発表
適応(いかのどれか1つでも当てはまれば)
1.進行中またはエクタジアがある
24Mで以下のどれか1つでもあれば
@Steepest K(Sink)1.0以上↑
A乱視1.0D以上↑
B等価球面度数(SE)1.0D以上↑
2.角膜実質厚 400μ以上
3.年齢 35歳以下、最高眼鏡矯正視力(BSCVA)≦0.8、角膜屈折力≦58D
10才代で1/2、30才代でも3割が進行
リボフラビン内皮障害を防ぐため、UV照射時に実質厚400μ以上必要
CXLの限界
無効例
8%…進行例で多い
角膜屈折力≦58Dでは3%
矯正視力2段階以上低下
3%
高年齢、もともと視力良好例で多い
CXLの合併症
Sterile infiltration(無菌性浸潤)
2〜7%
原因不明
ステロイド奏功
Stromal scar
2〜4%
原因不明
CXLと他の屈折矯正手術との組合せ
+PRK
+ICRS
+Phakic
+TGCK、Keraflex
Topography-guidede keratoplasty
マイクロウエーブを用いた熱形成
治療
軽症…眼鏡
軽〜中症…CXL
中症…HCL
中症〜重症…将来のCXL?
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