検眼鏡的に正常な黄斑疾患
眼底検査
1851年 Helmholtz 検眼鏡発明
…
SD-OCT
分解能↑
加算平均処理によるスペックノイズ↓
今後、Swept source OCTの時代か
視細胞外節:視力の根源
光量子がロドプシンに当たって連鎖反応
細胞膜のドアを閉めて過分極→電気信号
4つのline
@外境界膜:視細胞とMuller細胞のjunction
AIS/OS:内節外節接合部
B錐体外節先端…中心窩直下にはない
C網膜色素上皮
検眼鏡的に正常な眼底疾患
1.AZOOR
若年女性、片眼または両眼
眼底一見正常
マ盲点拡大
光視症+急激な1または数ヶ所の視力欠損
もう一つの仮面症候群…以下のような疾患と誤診される可能性あり
球後視神経炎
弱視
ヒステリー
視神経交差部腫瘍
三宅病 Occult macular dystrophy
診断:OCT+ERG等
特徴
光視症:光がチカチカする
マ盲点拡大
中心型…球後視神経炎に類似
周辺型…網膜色素変性症に類似
ヒステリーと誤診されうる
MEWDSとオーバーラップすることあり
2.中心窩IS/OSの微小欠損…いわゆる Macular microhole
視力は低下または正常
外節の微小欠損
さまざまな原因で生じる
原因不明
黄斑円孔
CSC
Macular teleangiectasia type2
糖尿病性黄斑浮腫
網膜剥離術後
Macular teleangiectasia (通称 Mactel)
Type1:aneurysmal type
Coats病のvariant
Type2:網膜外層の欠損
両眼、浮腫(−)
cystや外層欠損=変性疾患
中心窩の横が白っぽくなる
外節の睫毛が原因?
外節は代謝が盛ん
酸化ストレスにさらされている
杆体外節は10日で刷新される
3.Leber
神経節細胞が初発
神経線維の萎縮が続発
タバコ、飲酒、頭部外傷が誘因になる
ミトコンドリアの遺伝子変異
両眼性
高齢者でもありうる
診断:OCTのGCCが有効
4.三宅病
黄斑局所ERGのみ↓
5.網膜色素変性症
red-cone dystrophy
6.Vitreofoveal traction
自然寛解した切迫黄斑円孔 Aborted early macular hole
Microholeに似ている
硝子体牽引が外節に及ぶ
7.後部硝子体皮質前ポケット
perifoveal PVD→中心窩牽引→いろいろなことが起こりうる
例)中心窩のPVDにより自然寛解
例)一部macular hole
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