OCTで見えてくる緑内障視神経症
視野障害←対応→構造変化
神経節細胞死→神経繊維層と神経節細胞層の菲薄化
GON発症要因
眼圧
近視
遺伝(CDKN2B,SIX1/SIX6遺伝子家系)
脳脊髄圧差
T.OCTによるGONの診断
計測に確率を用いる(統計)
cpRNFL(circum papillary…)
Macular RGC
臨床ではかなり神経節細胞が減少してから出会う
OCTは初期に強い
Preperimetric glaucoma(PPG)
Notching、NFLD(+)だが視野異常なし
自動計測…統計学的手法
問題…正常値の幅
平均値パラメータは限界あり
黄斑部GCC厚は正常者、PPG、PGでoverlap(=偽陰性)あり
器械精度の問題もある
人体は個体差大
理想の緑内障診断器械はoverlapないもの
重要なことは器質的変化を描出
スペックルノイズ除去が重要
GCCは正常ではランドルト環様
網膜各層は対称性を保ったまま菲薄化する
Early MD glaucom
cpRNFLとmGCC
平均厚のわな
平均厚は面積で除するため局所菲薄化は過小評価される
Sector map は sector の幅にきれいに収まるとは限らない
平均値の確率より確率マップのパターンを使う
後極部非対称性解析
"Break" in symmetry
GON="Break" in symmetry+他疾患なし
GCLではasymmetry指数が高い(0.08〜0.09)
asymmetry指数=log(下方パラメータ厚み/上方パラメータ厚み)
小括
1.平均厚は一定頻度で間違う(overlap)
2.確率マップのNFLDパターンは有効
U.OCTによりGONの本態にせまる
篩状板に何が起きているか?
脳脊髄圧と眼圧の間にTranslaminar pressure gradientがある
Tensile strain 引張ひずみ
篩状板の後方偏位
Bowing(たわみ)+付着部移動
緑内障では篩状板が菲薄化
視野進行→菲薄化
強度近視→菲薄化
Lamina disinsertion
篩状板がはずれる
局所篩状板欠損
視野障害やNFLDと相関
DHと長眼軸と相関
緑内障眼の篩状板孔の解析(ある説)
眼底写真 孔の円形がくずれる
孔の縮小?
SLO 円形がくずれる
AO-ALO 孔は長眼軸で大きさ↑
緑内障眼で大きい
強度近視眼の進行性視野障害
引張ひずみ
長眼軸長
↓
篩状板
欠損
菲薄化
後方偏位
孔拡大・変形
傍乳頭強膜変形
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