オルソケラトロジー

Ⅰ．オルソケラトロジーの変遷

　第１世代
　　球面レンズの終日装用
　　２つのカーブ
　　センタリング不良
　　効果１～２日まで
　　ＰＭＭＡ

　第２世代
　　リバースジオメトリーレンズ
　　３つのカーブ
　　センタリング不良
　　効果１～２日まで
　　Ｄｋ値低いため終日装用

　第３世代
　　リバースジオメトリーレンズ
　　４つ～５つのカーブ
　　　Base curve zone
　　　Reverse curve zone
　　　Aligment curve zone
　　　Peripheral curve zone
　　　メーカー
　　　　アルファ
　　　　ボシュロム
　　　　テクノピア
　　　　東レ

Ⅱ．処方の実際（ガイドライン）

　１．①－１　眼科専門医
　　　　　２　講習会で証明書
　　　　　３　各メーカー主催の講習会で証明書
　　　自由診療

　２．インフォームトコンセント
　　　　同意
　　　　十分に説明
　　　　　夜間装用
　　　　　毎晩装用
　　　　　可逆性

　３．検査
　　　　処方前スクリーニング
　　　　　視力
　　　　　屈折
　　　　　角膜曲率半径
　　　　　トポグラフィ（重要）
　　　　　スリット
　　　　　角膜知覚・角膜厚もした方が良い

　　　　以前使用のコンタクトレンズ
　　　　　ＰＭＭＡの場合
　　　　　　長期使用の場合、屈折値の変動大のため処方せず
　　　　　厚型低含水ＳＣＬの場合
　　　　　　Corneal warpage

　　　　処方手順…めーかーにより異なる
　　　　処方方法
　　　　　フィッティングで観察して決定
　　　　　コンピュータソフトで決定
　
　　　適応
　　　　年齢：２０歳以上
　　　　　　　　小児に対するオルソ…アジアでは近視進行抑制目的で多い
　　　　対象：屈折値安定
　　　　　　　　S-1.00D～-4.00D
　　　　　　　　C-1.50D以下
　　　　　　　　ケラト　39.00D～48.00D
　　　　　　　眼疾患なし
　　　　　　　　シルマーテスト　5mm以上/5分
　　　　　　　　内皮細胞が十分存在

　　　禁忌
　　　　円錐角膜
　　　　定期検査に来院できない
　　　　治療中に運転が必要

　　　注意すべき症例
　　　　慎重
　　　　　瞳孔径大→グレア
　　　　不適
　　　　　パイロット、車両運転手

　４．有効性
　　　　翌日から効果あり
　　　　２週間で安定

　　　メカニズム
　　　　角膜のremodeling
　　　　部位：角膜前面
　　　　
　　　　角膜上皮の厚みの変化
　　　　　眼圧：変化なし（補正すると）
　　　　　内皮：変化なし

　　　不満足例
　　　　要求が高い
　　　　睡眠時間が短い
　　　　非球面率（離心率）が低い…オルソは球面化するから
　　　　原因不明も多い

　　　危険性
　　　　感染症