眼炎症疾患に用いる生物学的製剤
ベーチェット病
 発作・寛解を繰り返す
  眼外病変:口腔内アフタ、皮膚症状
 FA:シダ状蛍光色素漏出
 ぶどう膜炎の第6位(4%)
  サルコイドーシス、原田病、AIU、強膜炎、ヘルペス虹彩毛様体炎の順
 視力右肩下がり、発作・寛解を繰り返す
  炎症発作抑制が大切
 治療の歴史
  ステロイド
  コルヒチン…40%コントロール不良
  シクロスポリン…50%コントロール不良

  今まで
   コルヒチン>レミケード>ステロイド
  将来
   レミケード>コルヒチン>シクロスポリン>ステロイド

レミケード
 多くの症例で視力回復あり
 一部では視力回復なし
 レミケードを早く入れたほうが良い
 継続できる薬(副作用が少ない)
  副作用
   ショック
   消化管穿孔
   腎動脈病
   心不全増悪
   感染性肺炎
 効果
  24例のうち長期有効17例
 抵抗例
  投与間隔↓
  増量
  ステロイド・免疫抑制剤併用
  他剤へ変更…アクテムラ anti-IL-6
 樹状細胞→TNL
     →IL-6
 TNF-α抑制剤
  Infliximab
   0,2W,6W,以後8W毎
   5mg/1kgを点滴静注
   結核が疑われる場合INH300mg×9Mしながら点滴
  Adalimab(ヒュミラ)
  Golimumab
  Tocilizumab(アクテムラ)
   IL-6受容体抗体
   IL-6とIL-6レセプターの結合阻害

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