黄斑疾患の病診連携
しばらく経過観察でよい黄斑疾患
 視力良好、自覚変化に乏しい
 陳旧例
 発症初期のCSS
 OCT
  網膜に構造変化のないERM
  PEの不整のみの例

 ERM
  変視の自覚(−)→経過観察
       (+)→手術
   IS/OS lineの1本上の線の乱れ

 CSS
  2週間様子をみる
   下方に水がシフト、中心窩の厚み↓…良くなるサイン(漏出が止まっている)

 PEの不整
  軟性ドルーゼン
   治療なし…悪化の可能性があることを説明
   1〜2(あるいは3)ヶ月内服で経過観察

 サプリメント
  AREDS…ルテイン・ゼアキサンチン・DHAなどの抗酸化作用(効果ありそう)
  ルテイン、ケール、ほうれん草、カリフラワー
  禁煙、サプリ、サングラス
  ただし、サプリメントは日本人におけるエビデンスはまだない

早めに紹介が必要な黄斑疾患
 急激な視力低下、自覚症状の悪化
 出血、白色(黄、橙色)滲出物
 原因不明
 OCT
  網膜下液
  浮腫
  PED

 近視は要注意
  網膜分離症→慢性の経過
  CNV(+)→急激な変化(とくに高齢者で多い)
  MH

 AMD、CNV
  抗VEGF(+PDT)
  PC

 ME
  抗VEGF(+PC)

 病診連携
  新たな浸出液(とくに浮腫)、視力低下→再紹介

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