緑内障のテーラーメイド医療
〜薬物療法を中心に〜
テーラーメイド治療 Tailor-made medicine=個別化治療 Personalized medicine
治療法・治療時期に関するテーラーメイド治療
薬物応答を考慮したテーラーメイド治療
眼圧下降の重要性
目標眼圧の達成率高いと、視野欠損スコア変化良い
緑内障薬物この3年
1)配合剤登場
2)ラタノプロスト特許終了
3)アイファガン登場
薬物治療の考え方
目標眼圧設定して効果を見る
The earlier, the better
点眼1剤目いつやるか?
考慮すべき因子
病期
無治療眼圧レベル
高眼圧はPOAGになるリスク↑
年齢
他眼
家族歴
その他
角膜厚
薄くなるほどリスク↑
C/D比
5年後の発症予測式に関わる因子の係数
年齢 0.02
眼圧 0.10
PSD 1.12(大)
CCT 0.02
C/D比 2.78(大)
視神経乳頭の形態
laminar dot sign
halo
bayoneting
thinnig of the rim
DH
PPA
点眼2剤目いつやるか?
多剤併用
初期(MD>-6dB)でも
乳頭欠損の方向
下方はQOLにとって重要
薬物治療の増加と問題点
@海外データ
Aどのくらい患者さんが受入れられるか(しみる等)
B手術時期が難しくなる
点眼薬に対する反応
@眼底の血流の測定
PGs:投与後血流↑
A眼圧↓
B乳頭の血流の変化
ブリモジニン:あまり変化なし
PGs:変化大
Pharmacogenomincs
薬に対する反応が違う
ゲノムの情報
一塩基多型 0.1%存在
23 and Me
99$で「自分のDNA分析」可能
病気のリスク、祖先の情報
受容体の遺伝子多型
β遮断剤
long term drift
"short time escape"
"timolol holiday"
ゆっくり眼圧上昇や無効例
PGs
FP受容体
乳頭血流量の反応が違う
展望1
緑内障病態のクラスター化
個別化医療(⇔標準医療)
適切な治療を該当する患者に行う
展望2
発症前・初期緑内障に対する早期の介入
PPGのリスク判定・進行予測
薬剤選択、進行予防
Copyright © Sugimoto Ophthalmic Clinic All Rights Reserved
.