加齢黄斑変性の診断と抗VEGF治療
失明原因
 1.緑内障
 2.糖尿病網膜症
 3.網膜色素変性症
 4.加齢黄斑変性
 5.視神経萎縮
 6.高度近視

加齢黄斑変性の疫学
 白人>黒人
 白人では 男>女

non-responder
 現在 3.25倍
 過去 1.28倍

分類
 1.前駆病変
   軟性ドルーゼン、PE異常
   AMD発症率6倍
 2.加齢黄斑変性
   1)滲出型
     特殊型…PCV、RAP
   2)萎縮型
     自発蛍光
      萎縮に一致した自家蛍光シグナル消失
     外層消失・菲薄化…脈絡膜反射↑

予後
 抗VEGF剤により失明率半減

滲出型以外の治療
 前駆病変→経過観察
 萎縮型→ライフスタイル、食事、AREDSによるサプリ

滲出型の治療…抗VEGF剤の維持期での使い方
 維持期
  定期的 proactive、毎月投与の治療が効果はベスト
  PRN 毎月来院、悪化時投与…毎月投与と効果はほぼ同等
  Treat & extend 治療から2〜3ヵ月後再診…エビデンスはまだ少ない

 PIER TEST
  ラニビズマブ3ヶ月毎投与では不十分
 
 SUSTAIN TEST
  毎月投与>毎月観察+PRN>3ヶ月毎投与

 HARBOR TEST
  毎月投与≒毎月観察+PRN

 HORIZON TEST
  長期にわたる投与が必要

 SEVEN-UP
  長期フォロー7年
  計画的治療はずれると視力悪化

 VIEW TEST
  Trap-Eye(アフリベルセプト)
   ラニビスマブと同等の効果
  スイッチで奏功
  抗VEGF剤投与期間を延長できるが、2ヶ月毎投与

 Trap-Eye(アフリベルセプト)
  ノンレスポンダーあり
  反応低下(タキフィラキシー)あり

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