黄斑上膜
黄斑上膜の病態
 PVPが起こった後、残存皮質が収縮→網膜牽引→皺

問題点
 手術基準は施設により異なる
 手術基準を視力と歪視にすると客観的・定量的に評価できない
 急性の進行は少ないがあり得る

客観的な所見との関係
 ERMの重層化(”ミルフィーユ状”)…網膜との強い癒着(+牽引)

歪視を自覚する症例
 繊維性の前膜
 薄いセロファン状の前膜だが牽引により中心窩の陥凹(−)
 偽黄斑円孔様など
歪視を自覚しない症例
 中心窩の陥凹が保たれている

自覚するしないの結果
 視力…有意差なし
 INF厚…有意差あり
 C−SCANでOPL下の趨壁形成…有意差あり

自院での考え方
 アムスラーチャートによる自覚所見
 OCT
  ERMの重層化
   硝子体癒着、牽引高度→急速悪化の恐れ
  OPL下面の趨壁形成

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