瞬目時の摩擦亢進というドライアイの新たなコア・メカニズムとその治療
涙液層の安定化↓と眼症状
→眼不快感
または
→網膜像の乱れ(視機能異常)
→調節酷使(眼精疲労)
→調節痙攣(眼窩上神経痛)

BUのパターン
 Spot break  上皮の水濡れ性が悪い→ジクアス、ムコスタ
 Line break  涙液の水分量が足りない→ジクアス・ムコスタ+SS
 Area break  涙液の水分量がまったくない→上下涙点プラグ
 Random break 涙液層の水分蒸発に基づく→ヒアルロン酸

症状のアンケート
 涙液安定性低下の症状
  まぶしい
  目がかすむ
  目が乾く
  目が重い
 摩擦亢進の症状
  目が開けづらい
  目がごろごろする
  目が痛い

瞬目時の摩擦亢進
 リスクファクター
  涙液減少
  眼瞼結膜上皮と眼球表皮上皮の摩擦亢進

 摩擦力=眼瞼の速度×涙液の粘度/涙液の厚み
  涙液の厚み…涙液量

 瞬目時摩擦↑…ごろごろ痛い
 涙液安定性↓…乾く、ぼやける、疲れる

BRMT(blink-related microtrauma)
 Marx's line
 LWE(lid-wiper epitheliopathy)
 ←→角膜上皮にも障害

ムコスタ
 異物感・眼痛に有効
  胚細胞↑→膜型ムチン↑
  分泌型ムチン↑
  抗炎症
 3ヶ月以上続ける

摩擦関連眼疾患
 異物感・眼痛を訴えるドライアイ
 CCh(異物感、再発性球結膜下出血、間欠性流涙)
 糸状角膜炎
 LWE
 SLK
 SCL関連ドライアイ

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