角膜ジストロフィ
角膜ジストロフィ
 メンデル遺伝性(単一遺伝症)
 上皮:Meesemann
 実質(上皮下):TGFBI関連、膠様滴状、斑状
 内皮:Fuchs1

混濁の種類
 TGFBI関連
  Lattice type T
  Lattice type VA
  Granulla
  Avellino
  Reis=Buckers
 斑状
 膠様滴状

混濁部位
 上皮:TGFBI関連、膠様滴状
  ターンオーバーする→再発しやすい
  実質浅層の混濁
 実質:斑状
  ターンオーバーあまりしない→再発しにくい
  実質全体の混濁→深層または全層移植

成因
 異常な遺伝子産物が蓄積するタイプ
  Fluorescein gain
  TGFBI関連
  AD
  限局性
 必要な酵素がなく混濁が蓄積
  Fluorescein loss
  斑状、膠様滴状
  AR
  びまん性混濁

Fluorescein gain
 TGFBI関連ジストロフィ
 顆粒状typeT
  homozygote(ホモ接合体)がdoubleで発症

Fluorescein loss
 斑状
  ある酵素がないため角膜透明維持ができない

TGFBI関連ジストロフィ

 AD
 上皮下にさまざまな沈着
 顆粒状typeT
 顆粒状typeU                             
  アベリノ
   AR
   アミロイド沈着
   星状の濃い混濁の周囲に淡い混濁→視力低下
 格子状typeT
  臨床症状が強い
 格子状typeVA
  T型より太い格子状混濁
  臨床症状は割りと軽い
 治療:PTK(2回程度可能)
    表層または深層移植
    格子状typeTは再発性びらんを伴いやすいので考慮

格子状ジストロフィ
 AD
 角膜中央部びまん性混濁、表面隆起
 その周囲に格子状混濁
 治療:PTK(再発するので薄めに)

膠様滴状ジストロフィ
 バリア機能障害→アミロイド沈着
 血管侵入…特徴的
 治療:角膜移植、再発多い
    Medical use SCL
 Band keratopathyと誤診しやすい

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