加齢黄斑変性症と黄斑下血腫の治療
T.加齢黄斑変性症の治療
抗VEGF阻害剤投与間隔
Proactive
fixed…1ヶ月または3ヶ月毎
Treat & extend
Reactive
PRN
投与間隔による効果の違い
毎月投与
視力維持効果大
3ヶ月毎投与
視力維持されない
PRN
視力維持または低下
SEVEN-UP試験
PRNで長期経過観察すると、さらなる視力低下
LUMIER study(フランス)
12ヶ月経過時点で、導入部があってもなくても同じ結果になった
ドイツでのstudy
PRNで12月後視力低下
PRN
長所
必要最小限の治療回数
短所
毎月の診察
再治療基準を守らなければ視力低下
守っても長期的には視力低下か?
診察のたびに患者にとって判決を言い渡される気分
Treat & extend regimen
OCTで浸出液消失するまで毎月注射
LUCAS studyで1年間に8〜9回の注射が必要だった
最善の投与間隔
ルセンティス 2ヵ月毎?
抗VEGF阻害剤の全身副作用
心筋梗塞
脳卒中
U.黄斑下血腫
黄斑下血腫ができる疾患
AMD
PCV
網膜細動脈瘤(MA)
近視性新生血管黄斑症
外傷
自然予後
不良
治療の緊急性…準緊急疾患
7日以内の手術成績は良好
30日では手術成績は不良
治療
ガス注入
硝子体手術
ガス注入による血腫移動術…伏臥位
合併症
硝子体混濁
出血の断片の一部が硝子体中に
現在は、ガス注入+抗VEGF阻害剤
大量の網膜下血腫
自然経過は非常に不良
周辺部網膜切開+ガス
黄斑下血腫は準緊急
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