上皮型ヘルペス
確定診断
チェックメイトヘルペスアイによる抗原の証明
陽性一致率 62%
角膜擦過
ターミナルバルブを持つ樹枝状病変、地図状潰瘍
初感染
眼瞼炎・結膜炎、口唇炎・口内炎
神経軸索を通って三叉神経節で潜伏感染
過労・ストレス等の刺激で再発
樹枝状病変以外の角膜病変
星状角膜炎
地図状角膜炎
星状角膜炎→樹枝状角膜炎→地図状角膜炎
鑑別疾患
VZV角膜炎
再発性角膜びらん
Epithelial crack line
アカントアメーバ
実質型ヘルペス
円板状角膜炎→(好中球が入る)→壊死性角膜炎
実質障害なし…円板状角膜炎、遷延性角膜上皮欠損
あり…栄養障害潰瘍
三叉神経の知覚病変により上皮栄養物質不足
投与薬物による毒性
感染ウイルスによる
円板状角膜炎
緩徐に自然治癒傾向
アシクロビル眼軟膏、アトロピン点眼
ステロイド結膜下注射は再発を誘発
ステロイド点眼は低濃度から開始、所見に合わせ2〜4週単位でゆっくり増減
壊死性角膜炎
自然治癒なし
遷延性角膜上皮欠損(メタヘルペス)
治療しても上皮欠損が治癒しない
点眼・眼軟膏中止
自然治癒なし
上皮型角膜ヘルペスの治療
病巣擦過
アシクロビル眼軟膏5回(半減期が短いので5回必要)
抗生物質3回併用
虹彩炎あれば1%アトロピン点眼1回併用
単純ヘルペス内皮炎
限局性の角膜浮腫
浸潤や血管侵入なし
浮腫の範囲に一致したKPs
VZV
偽樹枝状病変
星芒状角膜炎
小さく細かい1つの中心から放射状に細い枝が出ている
びまん性角膜浮腫・内皮炎
多発性角膜上皮下浸潤
円板状角膜炎
強膜炎
鑑別診断
HSVによる星芒状角膜炎
樹枝状病変が非常に小規模に発症
タイゲソン
原因不明(ウイルス?)
角膜炎+虹彩炎→VZVを疑う
ステロイド点眼で
角膜ヘルペスの話題
Copyright © Sugimoto Ophthalmic Clinic All Rights Reserved
.