MacTelの診断と治療−最近のトピックス
IMT,MacTel
 特発性
 毛細血管瘤とFA漏出
 Type1と2(Yannuzzi分類)

Type1(血管瘤型)
 男性、片眼、40才位、日本人に多い
 初診時視力 0.5位
 無治療で治ることがある
 悪化なら治療
  PCで血管瘤凝固
 特徴的な所見
  硬性白斑+血管瘤+黄斑浮腫
   耳側縫線を巻き込んで広がる
 鑑別診断
  BRVO(とくに黄斑分枝)
  DR
  放射線網膜症

Type2(傍中心型)
 検眼鏡的に所見なし
 性差なし、両眼、50〜60才、欧米人に多い
 網膜の不透明化
 FA:耳側から始まる漏出
 OCT:網膜内外層の萎縮、網膜下新生血管
 原因:Muller cellの変性?→毛細血管変化は二時的か
 自然経過:変視症、読書能力↓
 鑑別診断
  糖尿病網膜症
  放射線網膜症
  黄斑円孔
  AMD
 病初期の診断は困難
 治療:有効なものなし
    PCは無効、むしろ有害

Type3(閉塞型)
 もっとも稀
 通常なんらかの血管閉塞疾患を併発
 分類からの除外が提案されている。

まとめ
 Type1と2はまったく違う病態
  Type1…血管
  Type2…変性

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