よく見られる網膜疾患(AMD、ERM等)のOCT所見
網膜
NFL
GCL
INL
OPL
ONL
ELM
IS/OS
RPE
Choroid
4つのline
@ELM(外境界膜)
AIS/OS
Bコストライン(錐体細胞外節先端)…見えないことがある
CRPE
OCTの注意点
擬似カラーに惑わされないこと
表面で光を遮る物があると奥は写らない
星状硝子体症などの硝子体混濁→眼底透見困難→OCT有用なことがある
狭隅角…無散瞳でも撮影可能な場合が多い
黄斑円孔
小さいと見逃すことがある
Walzke-Allen test
眼底をスリットで見ながら、スリットラインが切れたり細くなっていないか尋ねる
中心暗点の自覚がないか
網膜前膜
症状:視力低下、変視
治療:硝子体切除、ERM剥離(+ILM剥離)
予後:変視の回復は遅い/不十分→患者さんの術後納得度低
視力回復はIS/OSlineの回復による
OCT:術後網膜表面はでこぼこ
DME
硝子体牽引性
嚢胞性
BRVOの黄斑病変
@CME型
ASRD型(漿液性網膜剥離)
BCME+SRD型
C萎縮型…@〜Bは経時的に萎縮型に移行
D膨化型…網膜肥厚
アバスチン治療
ほとんど元通りの視力には改善しない
網膜萎縮・菲薄化・構造の乱れのため
7割が再発
白内障術後の視力低下
SRD
偽水晶体性類嚢胞性黄斑浮腫
術後1〜2ヵ月後
別名 Irvine-Gass syndrome
治療:非ステロイド点眼・内服
ステロイド点眼・テノン嚢下注射(○)
アバスチン
視力良好なら経過観察でも良い
AMD
滲出型…治療可
萎縮型…治療不可
萎縮型AMD
Dry type, Atrophic type, early ARM(国際分類)
CNV(−)
進行緩徐
CNV
眼底所見:出血と硬性白斑に注意
OCT:SRDに注目
2つのタイプ
Occult CNV :色素上皮下(PCVもその一種)
Classic CNV :網膜色素上皮上
治療原則
病変が網膜下→硝子体注射
病変が色素上皮下→PDT
色素上皮剥離(PED)
@漿液性PED
中心窩近傍、小型、変視→PDT適応の場合あり
経過観察も可。ただしCNV発生に注意
A出血性PED…AMDに準じた治療必要
二ボーを形成する場合あり
B線維血管性PED…AMDに準じた治療必要
C原因不明
治療を急ぐ場合
AMD
硝子体注射後再燃
網膜下出血
ゆっくりできる場合
中心窩病変(+)だが自覚(−)
網膜内・網膜上病変
Copyright © Sugimoto Ophthalmic Clinic All Rights Reserved.