眼球運動障害を伴う外斜視


T.MLF症候群

MLF:median longitudinal fasciclus 内側縦束
非共同性(麻痺性)外斜視:右眼固視と左眼固視で斜視角が異なる
患眼の内転制限+患眼のみの外転時眼振(解離性眼振)+輻輳可能
患眼の内転を使わないように顔を回して見る…代償頭位


U.動眼神経麻痺

高齢者の外斜視は間歇性外斜視と診断されやすい…動眼神経麻痺ではないか?
非共同性(麻痺性)斜視ではないか?…頭位・眼位・眼球運動を診る
脳動脈瘤を疑う

動眼神経麻痺の瞳孔所見
 循環障害が原因の場合:15〜20%に散瞳、瞳孔不同は2mm以内
 動脈瘤が原因の場合:約10%は初診時瞳孔所見は正常→数日以内に散瞳

動眼神経麻痺は瞳孔所見に関係なく緊急疾患
 散瞳(+)→緊急MRI
 散瞳(−)→MRI予約+動脈瘤が原因の場合、数日以内に散瞳してくるため、3日毎に診察






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