緑内障:血流改善治療
T.緑内障の障害因子としての血流
   障害因子
    網膜神経節細胞のアポトーシス
    眼圧(30%の下降で優位に進行抑制)
    循環障害
    グルタミン酸上昇
 眼循環(疫学的研究から)
  BP-IOP=Perfusion pressure(眼循環圧)
  拡張期眼循環圧が低いほど緑内障進行
 脳血流
  NTG患者の脳血流量は少ない
  視神経乳頭形態と脳血流
   局所虚血型(FI)と加齢性硬化型(SS)で緑内障進行

U.緑内障における乳頭血流
 測定法
  色素希釈法(FA)
  レーザードップラー法(HRF等)
  超音波カラードップラー法(CDI)
 ◎レーザースペックル法(LSFG)
   乳頭〜黄斑まだ一度に測定可能
   半導体レーザーが赤血球に反射・干渉
 
 日内変動幅↑…緑内障進行↑

V.緑内障に対する眼血流改善治療
 Ca拮抗薬とROCK阻害薬が重要

1.Ca拮抗薬
 ニルバジピン…高血圧治療薬
  血圧・脈拍への影響(+)
  NTGに対し、乳頭血流↑、視野障害進行抑制
 ロメリジン…偏頭痛予防薬(脳血管選択的)
  血圧・脈拍への影響(−)
  乳頭血流↑
   正常者でも短期的に乳頭血流↑
  閃輝暗点が月1〜2回以上頻発
   ロメリジン内服で眼・脳血流↑、視野・MD改善

2.ROCK阻害薬(Rho-associated coiled-coil forming protein kinase)
 ROCK…血管収縮
 眼圧下降作用(+)
 塩酸ファスジル
  脳血管痙縮、高血圧
  正常では全身に有意な変化を与えず
  眼循環↑
  血流障害の緑内障への寄与度によりサブタイプへの分類可能かもしれない

Copyright © Sugimoto Ophthalmic Clinic All Rights Reserved.