桐沢型ぶどう膜炎
高眼圧が多い
KPsの特徴
高密度/整然とした配列
↓
色素性KPsに変化
眼症:黄白色の顆粒状滲出
↓数日単位で
黄色調に変化/出血
網膜虚血・壊死への進行
多発裂孔の形成
原因ウイルス
HSV−1、2またはVZV
片眼:両眼=6:1
起因ウイルス VZV:HSV=4:1
(HSVではほとんどがHSV−2)
薬物のみで治癒するものが17%ある
内科的治療
1.抗ヘルペスウイルス薬
アシクロビル40〜60mg/kg/日 点滴(1日3回)
2.ステロイド
プレドニゾロン1mg/kg/日 点滴/内服
3.アスピリン
外科的治療
1.超音波水晶体乳化吸引術
2.硝子体の可及的郭清
3.強膜輪状締結術
4.タンポナーデ(原則シリコンオイル)
5.タンポナーデ抜去(視機能が良ければIOL)
最終視力が0.1未満が40%
視力予後を左右する因子
術前視力、網膜剥離の有無、手術回数
予後を大きく左右する視神経障害
視神経萎縮に至る要因
発症から手術までの期間
術前視力
手術回数
視力予後向上のためには
なるべく早期に手術
網膜剥離を生じる前に
手術回数を減らす
現実問題として…手術適応決定が難しい
薬物のみで17%治癒
早期手術でも予後不良例が存在
観血的治療必要性の予測が困難
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