検査から見た極小黄斑切開手術

OCT(光干渉断層計)
 近赤外線
 Time-domain → Fourier-domain
 IS/OS line = 外節/内節結合絨毛
 反射波が強いところが高信号
 ブロックがあると低信号
 組織欠損があると深達度が高い
 高信号部
  IS/OSライン
  外境界膜
  外顆粒層
  内顆粒層
 問題点
  組織と違う
  中間透光体・顔の角度の影響を受ける

黄斑円孔

 Gass分類
  Stage 1A :中心小窩の網膜剥離
     1B :中心窩の網膜剥離、潜伏円孔
     2 :pseudoopeculum を伴う円孔
     3 :円孔の拡大
     4 :後部硝子体剥離
 閉鎖率
  Stage 1A :100%
     1B :100%
     2 :98%
     3 :94%
     4 :88%

 硝子体ポケット下の硝子体皮質が収縮
 IS/OSライン、ELMラインが消失・不整
  傾向として連続性保たれている方が視力良い
 fluid cuff が大きい(網膜端が持ち上がっている)ほど閉鎖しやすい
 自然閉鎖例は視力改善に乏しい(0.5以下)

 Watzke-Allen sign
  黄斑円孔に円孔直径より細い幅のスリット光を当てる
  患者さんには真ん中の光のラインが細く見える
  黄斑部が円孔により対応する網膜が広がるため、逆に像は小さくなる

経結膜無縫合手術
 視力の回復が早い
 眼表面の涙液層が安定的に残存

術後視野欠損
 耳側視野欠損 
  黄斑円孔術後
  空気還流法による機械的障害と乾燥が原因
 鼻側視野欠損
  ICG使用症例に頻発
  左眼に頻発
  一種の光障害および術操作による障害の可能性

眼底血流に及ぼす影響
 色素希釈法
 レーザードップラー法
 レーザースペックル法
 Retinal Function Image

視神経乳頭大血管のMBR
 網膜剥離眼で↓

MIVS (Minimary Invasive Vitrectomy System)
 20G→23G→25G
 増殖性疾患含め25Gへ






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