眼圧非依存障害因子に対する神経保護治療の可能性
緑内障治療の原則=神経保護治療
GONは多因子で患者背景も複雑
NTGにおける眼圧下降治療の限界
GON…外側膝状体は皮質変性も起こる
アルツハイマー・パーキンソンでは緑内障併発多い
アルツハイマー発症に関するAPO遺伝子多型はPOAGと関連
DM、眼圧、近視、自己抗体、家族歴は網膜神経節細胞のアポトーシスに影響
…神経保護治療の有用性
治療標的
エンドセリン受容体
Caチャンネルblocker
グルタミン酸ブロック
TNFαブロック
酸化ストレス←ビタミン、ポルフィリン
候補薬剤
点眼薬 LAT、TAF、BIMは in vitro で有意な保護作用あり
(アポトーシスを抑制)
TRA、UNOではなし
βブロッカー
ベタキソロール…Caチャンネルblocker
ニプラジロール…NO放出
チモロール…Caチャンネルblocker
カルテオロール…抗酸化作用、スーパーオキシドアニオン抑制
日本人NTDと酸化ストレス
酸化ストレスが緑内障眼で強い
房水中で酸化物顕著
日本人では血中VC低い
α2アゴニスト(プリモニジン)
ブリモニジン対チモロール…(米)有意差(−)
ニプラジロール対チモロール…(日)有意差(−)
ブリモニジン対チモロール(眼圧以外の神経保護因子)
9%対39%で、視野の進行が有意に少ない?
内服薬
内服可能な神経保護薬
Caチャンネルblocker
抗アレルギー薬、免疫賦活薬
スタチン(高脂血症薬)
サプリメント(フラボノイド等)
Caチャンネルblocker
血管:血管平滑筋弛緩→抹消血管拡張
神経細胞:Ca過剰流入の抑制→神経細胞死の抑制
ロメリジン…脳血管選択性高(偏頭痛治療薬)
ニルパジピン…正常血圧には影響しない
高眼圧性RCC阻害を抑制
早期NTG患者ではGONを抑制?
サプリメント…抗酸化剤
アスタキサンチン
サケ・カニのカルテノイドの一種
強力な抗酸化剤
ω-3脂肪酸
魚類のDHEA
イチョウ薬エキス
30種類以上のフラボノイド
強力な抗酸化作用
フラボノイドとは
植物に含まれる色素成分の総称
動物では合成不能
強力な抗酸化作用
ルチン…かなり低濃度で有効(ダッタンソバ)
ケンフェロール
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