PG関連薬のアップデート
プロスト系
        ラタノ トラボ タフル ビマト
 眼圧下降効果  A   A   A   A+
 副作用      A   A   A   A+
 防腐剤     BAK Sofzia BAK BAK
 受容体     プロスタイノイド   +プロスタマイド

 ビマトプロスト
  最大の眼圧下降効果
  どの病型にも有効
  終日の眼圧下降と日内変動の抑制
 ラタノ、トラボ、タフル
  ほぼ同効果だが個人差はあり
 プロスト系薬は低眼圧での眼圧下降が期待できる

点眼時間と眼圧下降の関係
 プロスト系は点眼12時間後がピーク
  夜点眼…日中ピーク値を測定…その効果が分かりやすい
  朝点眼…日中トラフ値を測定…その効果が分かりにくい
 何時に点眼して何時に測定するかは眼圧評価に重要
 点眼時間を変えると同一時刻測定での眼圧値が変わることがあるので評価に注意する

PG製剤の副作用
 全身
  配合剤はβブロッカーの副作用に注意
  プロスト系は副作用が少ない
  配合剤の主剤の副作用は、単剤の足し算と考えてよい
 局所
  充血
  メラニン色素↑
  上眼瞼溝深化 DUES(Deepening of Upper Eyelid Sulcus)
  術後炎症増強の可能性

 ・ラタノが副作用の点でも導入に最も無難
 ・トラボは初日にすごく充血する、1W、1Mと充血しくくなる
 ・ラタノはトラボ、ビマトに比べ充血しにくい
   タフロ:ラタノ=9%:6%
 ・ラタノ→トラバへの切換は充血しにくい

 DUES
  ・ラタノを10年間点眼しても報告なし
  ・ラタノ→ビマト
    3ヶ月以降は新たな発症なし
    自覚は7割
  ・ビマト→ラタノ
    2ヶ月で85%は写真上戻る
        70%は自覚的にもどる
  ・ラタノ→タフロ
    4ヶ月で10%が自覚
  ・トラボ初回投与
    50%発症
    44%自覚あり(軽度)
  ・臨床上の発症頻度
    ラタノ<<タフル<トラボ<ビマト

 薬剤の相違による副作用
  同一製剤でも防腐薬等が異なる
  ・BAK
    抗菌作用
    角膜透過性↑
    涙液油層破壊
    上皮細胞膜にも吸着し障害
  ・トラバのみBAKが入っていない
  ・配合剤…pHが違う
    ザラカム>デュオ しみる
    コソプト>デュオ しみる
  ・βブロッカー
    喘息・COPDには禁忌
    不整脈・除脈に注意。心不全は内科に照会
    カテコラミン・セロトニン受容体抑制→疲労、抑鬱
    慎重投与
     呼吸器・循環器系疾患のリスク高い
     高齢者、PE
  ・カルテオロール
    内因性交感神経賦活作用(ISA)…副作用少ない
    水溶性…脳内移行少ない、中枢抑制少ない

OAG薬物治療方針
 単剤ではプロスト系が第一選択
 CAIまたはβブロッカーを追加
 将来、α2受容体作動薬(ビリモニジン)、ROCK阻害薬(繊維柱帯路↑)

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