感染性ぶどう膜炎


ぶどう膜炎の日常診療での診断のポイント

 感染症→片眼性

自己免疫疾患→両眼性

眼内リンパ腫→高齢、ステロイド抵抗性

 

ぶどう膜炎 感染症とリンパ腫診断のポイント

 感染症と眼内リンパ腫は、臨床症状と全身検査だけでは確定診断ができない

→眼内局所の生検

 

単純ヘルペスT型:HSV-1(HHV-1)の臨床診断名

ヘルペス性虹彩炎

角膜内皮炎

急性網膜壊死

 

単純ヘルペスU型:HSV-2(HHV-2)の臨床診断名

急性網膜壊死

 

帯状疱疹ヘルペス:VZV(HHV-3)の臨床症状

急性網膜壊死

虹彩炎 眼部帯状疱疹

     Zoster sine herpete

 

サイトメガロウイルス(HHV-5)の臨床症状

ポスナーシュロスマン症候群

角膜内皮炎

サイトメガロウイルス網膜炎

 

CMV前部ぶどう膜炎

免疫能は正常(HIV陰性)

高齢者(50歳以上)

片眼性、眼圧上昇を伴う虹彩炎

半数はポスナーシュロスマン症候群に類似

半数は角膜内皮炎

バルガンシクロビル内服が有効(消炎と眼圧下降)

 

ヘルペス性ぶどう膜炎:HSV、VZV、CMV

片眼性

高齢者(50歳以上)

高眼圧

豚脂様KP

 

VZV…隅角の色素沈着

     虹彩萎縮

CMV…角膜内皮障害





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